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市販のサプリに頼らない

サプリメントはドラッグストアやコンビニ、スーパーでも売られています。通信販売でも買うことができます。テレビのCMでもよく宣伝しているので、みなさんの中にも栄養不足を補うなどの目的で愛用している方が多いのではないでしょうか。しかし、残念ながら市販のものはあまりおすすめできません。

まず、錠剤のサプリメントには、栄養分以外に賦形剤という添加剤が多く含まれています。これは医薬品を成型する際に必ず使用されるものですが、もちろん身体にとっては異物です。ですから、錠剤のサプリメントを多く摂取すると、異物も多く摂取することになり、体内にある抗酸化物質や解毒作用のある栄養素が消費されてしまいます。

また、放射能によるビタミンEのラベリング実験を行なった結果、天然のものは肝臓に取り込まれ、合成されたものは胆汁中に排泄されたという報告があり、このように、合成されたサプリメントは天然のものとは違う体内動態を示すので、期待した効果が得られません。

そればかりか、自然界にあるものから作られていないため、副作用の問題も生じてきます。市販のビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンはそのほとんどが合成されたものです。ビタミンEは、たまに「天然」と書かれていたとしても、8種類あるビタミンEのうちαトコフェロールしか入っていませんし、αトコフェロールが働くためには他のトコフェロールの助けが必要です。

市販のものだけでなく、病院で処方される保険適用のビタミン剤もすべて合成されたものです。というのも、「品質が最低2年間安定している」ことが薬として認可される条件になっているからです。天然のものではそれをクリアできませんし、認可申請と製造には莫人なコストがかかります。

製薬会社は通常、薬を開発して特許をとって、高い薬価を得て利益を出しますが、天然のものは特許など関係ありませんから、売ったところでほとんど利益がありません。天然のビタミンが商品としてあまり売られていないのはこのためです。

さらに栄養素含有量についても、市販のサプリメントの含有量は分子整合栄養医学的にはかなり少ないものになっています。

 

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